反合理化テーブルは、Addy Osmani の Agent Skills プロジェクトにおける設計上の選択であり、同プロジェクトではその最も特徴的な選択として説明されている。これは、エージェント(あるいは疲れたエンジニア)が必須のワークフローのステップを飛ばすために使いがちなよくある言い訳を、それぞれ書き下ろされた反論と組にして並べた表であり、ワークフロー自身の指示に埋め込まれる。この実践の例として挙げられているのは、「このタスクは単純すぎて仕様は要らない」(反論:受け入れ基準はそれでも適用される。5 行で構わないが、0 行は駄目だ)や、「テストは後で書く」(反論:後などない。まず失敗するテストを書け)である。

用法

この手法は特定の故障モードへの対抗策として提示されている。大規模言語モデルは、ある特定のタスクにはなぜそのステップが不要なのかを説明する、もっともらしく聞こえる段落を生成するのが得意だとされており、そのため言い訳に対する反論をあらかじめ書いておくことで、モデルがその場でそのステップを省くよう自分を言いくるめる余地をなくす。同じ情報源は、このパターンはエージェントだけでなく人間のチームにも効くと論じ、エンジニアリングの劣化の大半を、人々が意図的に手を抜くことを選んだ結果ではなく、作業を省くためのもっともらしく聞こえる正当化を受け入れた結果として捉えている。

適用される場面

時間的なプレッシャーの下で飛ばしやすいステップがワークフローにあり、しかもそれを飛ばす理由が事例をまたいで繰り返し現れる場合に適用される。情報源自身の例は、仕様、テスト、コードレビューを省くことに関するものである。この手法は、汎用のテンプレートとしてではなく、チームがこれまで自分自身についてきた嘘を書き留めるものとして提示されているため、先回りして潰す価値のある具体的な言い訳が過去の経験からすでにわかっていることを前提としている。

関連用語

Agent Skills