Kilo Code は、Kilo Code, Inc. が開発する AI コーディングエージェント である。そのローカルクライアント、すなわち VS Code 向け拡張機能、JetBrains IDE 向けプラグイン、コマンドラインインターフェースは MIT ライセンスのオープンソースとして 公開されており、ユーザーはそれらを検査、改変、フォーク、実行できる。同社のオープン性に関するページは、これを自分が使う コーディングエージェントを検査でき、モデルの選択権を保てる手段として売り込んでいる。同サイトには、Kilo が Anaconda に 買収されたことを告知するバナーが掲示されている。

同社は Kilo Code を、単一の用途に特化したツールではなく、オールインワンのエージェント型エンジニアリングプラットフォームとして 提示しており、同社の言葉を借りれば、ゲートやスロットリングでユーザーの足を引っ張るプロプライエタリなエージェントと対比して いる。

機能

同社のコンポーネントとライセンスの一覧表は、オープンソースであるものと、ソースアベイラブルにとどまるものを区別している。

コンポーネント公開形態ライセンス
VS Code 拡張機能オープンソースMIT
JetBrains プラグインオープンソースMIT
Kilo CLIオープンソースMIT
Gateway と Cloud のバックエンドソースアベイラブルリポジトリのライセンス

Gateway と Cloud のバックエンドコードは検査のために公開されているが、セキュリティおよび不正利用対策のコードはそこから 除外されている。同ページは、「オープン」とは特定のコードとライセンスを指すものであり、ホストされるすべてのサービスを 区別のない 1 つのパッケージとして指すものではないと述べている。

プラットフォームとして、Kilo Code は architect、code、debug、review の各エージェントによって、アプリケーションを 切り替えることなく Architect → Code → Debug → Review の流れをカバーすると説明されている。同じセッションとコンテキストが VS Code、JetBrains、CLI、Cloud Agents の間で引き継がれるとされ、作業をスマートフォンで始め、ノートパソコンで続け、 夜間はクラウドエージェントに引き渡すといったことができる。自前のキーの持ち込み(BYOK)に対応しており、同社は、あらゆる プロバイダーの 500 以上のモデルへのアクセスを提供し、いつでも切り替えられるとしている。

採用状況とエコシステム

同社は一連の公約を掲げている。現在オープンソースである機能はオープンソースのままとする、自前のキーの持ち込みを常に サポートする、オープンソースのコードベースへのコミュニティの貢献はオープンソースのままとする、ロードマップを公開する、 ドキュメント・ダウンロード・機能はアカウントなしで閲覧できる、というものである。また、同社は Kilo を Kilo で構築している とも述べており、Kilo Autocomplete、Parallel Agents、Kilo Sessions、Cloud Agents、Code Review、Voice Prompting、 Team AI Dashboard を、Kilo Code 自体を使って 6 週間のうちに出荷した機能として挙げ、さらに Kilo Deploy は最初のコミット から一般提供まで 2 週間で到達したとしている。同社はこのペースを「Kilo Speed」と呼んでいる。このプロジェクトは GitHub を 通じて貢献を受け付けており、Discord コミュニティもある。