Microsoft Foundry Agent Service は、基盤となるコンピュートやストレージを管理することなく AI エージェントを構築・デプロイ・スケールするためのマネージドサービスである。Microsoft の AI Agents for Beginners コースは、これを 関数呼び出し を実装するための Microsoft の 2 つの手段のうち新しいほうとして紹介しており、フルマネージドであることとエンタープライズグレードのセキュリティを備えていることを理由に、エンタープライズ向けアプリケーションに位置づけている。

コースは、モデルの API を直接呼び出す場合と比べて 3 つの利点があると述べている。第一に、ツール呼び出しが自動で行われるため、アプリケーションがツール呼び出しを解析し、ツールを起動し、その応答を処理する必要がなく、これらはすべてサーバー側で行われる。第二に、会話の状態は開発者ではなくスレッドによって管理される。第三に、一般的なデータソースにアクセスするための一連のツールが最初から利用できる。

機能

ツールは 2 つのカテゴリに分けられる。ナレッジツールは情報を取得するもので、Bing Search によるグラウンディング、File Search、Azure AI Search がある。アクションツールは何かを実行するもので、関数呼び出し、Code Interpreter、OpenAPI 仕様から定義されたツール、Azure Functions がある。

ツールはツールセットにまとめられ、そこには開発者が提供する関数と組み込みのツールを混在させることができる。ある要求に対してどれを使うかはモデルが判断する。コースの実例では、独自の SQLite クエリ関数と Code Interpreter ツールからツールセットを構築し、モデル、名前、指示、そのツールセットを指定してエージェントを作成する。これにより、モデルは問われた内容に応じて、データを問い合わせるかそのデータに対して計算するかを選ぶ。スレッドは特定の会話のメッセージ履歴を保持する。

採用状況とエコシステム

コースは、会話型エージェントが組織の売上データを問い合わせ、その結果を分析することで売上に関する質問に答えるという売上データのシナリオを通じて、このサービスを説明している。本サービスは、エージェントフレームワークを自前で運用することに対するマネージドな代替手段として、Microsoft Agent Framework と並んで取り上げられている。