VibeCraft は、チャットを通じてソフトウェア製品を構築するためのプラットフォームであり、マーケター、経理担当者、アナリストなど、プログラミング以外の分野の専門家を対象としている。Yandex Infrastructure にその歴史の起点を持つ SourceCraft 開発者ツールのチームが手がけたもので、コードを書かない人のためのプログラミング:VibeCraft の仕組み はこれを、汎用のコーディングアシスタントによる バイブコーディング の限界への対応策として紹介している。汎用のアシスタントは、結果を確認でき、デプロイ、データベース、ドメインにも対処しなければならないことを知っている開発者を前提としているが、VibeCraft はそうした懸念をユーザーから完全に取り除くことを目指している。
このプラットフォームは「ワンプロンプト」の原則で動作する。コードは SourceCraft リポジトリに保存され、製品は Yandex Cloud にデプロイされて、データ用のサーバーレス YDB など同プラットフォームのサービスを利用する。典型的な製品として挙げられているのは、ランディングページ、オンライン講座のサイト、家計や運動の記録アプリ、ゲーム、CRM システムである。
機能
生成は、製品の作成と変更を行うよう訓練された Yandex のモデルのアンサンブルが担い、2 つのエージェントとして構成されている。マネージャーエージェントはユーザーと対話し、ヒアリングを行い、プロンプトに不足があれば確認の質問をし、環境をセットアップし、編集または承認できる開発計画を提示する。一方、プログラマーエージェントはコードを書き、SourceCraft に環境を作成し、それを実行して動作を確認する。アプリケーションは Node.js のフルスタックコードとして生成され、ブラウザ側とサーバー側の両方で TypeScript が使われる。
回復の仕組みとして 2 つが説明されている。1 つはチャットの再作成で、新しいメモリを持つ新たなエージェントが状況を再構築する。もう 1 つはループ検出器で、モデルが支離滅裂なテキストを出し始めると生成を止めて再開する。チームはまた、マネージャーエージェントに意図的な制約を設けた。ファイルを編集できるようにする代わりに、常にエラーを返し、その作業をプログラマーエージェントに割り当てるよう指示するファイル書き込みスキルを与えている。プロンプト内の指示だけでは、マネージャーエージェントがコードを編集するのを止められなかったためである。
記事によれば、モデルとシステムプロンプトは速度よりも結果の品質を重視して調整されており、最初の結果が得られるまでに約 10 分、単純なプロトタイプで 7〜10 分、最も人気のある依頼の 1 つであるタスクトラッカーで約 40 分かかるという。
採用とエコシステム
VibeCraft は登録受付中で、プロジェクト作成用の無料枠が提供されており、チームはチャットでフィードバックと機能の投票を集めている。開発中とされている機能は、画像のアップロード(「これと同じ見た目にして」という依頼とともにエージェントに画像を見せるため)、テンプレート、そして決済ゲートウェイやニューラルネットワークなどの外部サービスへのコネクターである。